れんこん豆知識【第10回】れんこんのアク抜きって必要?
- 2023年4月17日
- 読了時間: 3分
更新日:5月14日
「れんこんを調理する時、なんとなくアク抜きをしているけれど、本当に必要なの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、アク抜きの方法ひとつで、れんこんの「色」や「食感」は驚くほど変わります。
今回は、れんこん農家だからこそ知っている、アク抜きの秘密についてお話しします。

【1】 れんこんの「アク」の正体とは?
れんこんのアクは、ポリフェノールの一種である「タンニン」という成分です。
・時期による違い:
収穫時期が早い「夏・秋れんこん」はアクが少なめですが、「冬れんこん」になるとアクが強くなる傾向があります。
・色の変化:
タンニンは空気に触れたり、鉄分と反応したりすると黒く変色する性質を持っています。
【2】 なりたい食感で選ぶ!2つのアク抜き方法
アク抜きは単にエグみを取るだけでなく、料理に合わせた「食感作り」のために行います。
【シャキシャキ&白く仕上げたいなら「酢水」】
・方 法:
水500mlに対し、酢小さじ1の割合。約10分さらした後、流水で洗います。
・効 果:
ネバネバ(アク)が取れ、驚くほどシャキシャキに!
・おすすめ料理:
酢の物、サラダ、きんぴらなど。
【 ホクホク&素材の味を活かすなら「水」】
・方 法:
水にさらして15分程置きます。
・効 果:
酢水に比べると白さは保たれませんが、加熱することでホクホクとした食感が際立ちます。
・おすすめ料理:
煮物、揚げ物、はさみ焼きなど。
【3】 アク抜き時の注意点
アク抜きは「長くやれば良い」というわけではありません。
・時間の守り方:
酢水や水に長時間さらしすぎると、細胞が壊れて「ボソボソ」とした食感になってしまいます。
・薄切りの場合:
断面が多い分、アクが抜けやすいので、時間は短めに調整するのがコツです。
【4】 アクは「栄養」でもあるんです
実は、アクの正体であるポリフェノールは、私たちの体に必要な栄養素でもあります。
れんこん自体はもともとエグみや苦みが少ない野菜です。栄養を逃したくない場合や、あえてコクを出したい料理のときは、アク抜きをせずに調理するのも一つの手。
アク抜きの仕方をマスターして、旬のれんこん料理をぜひ楽しんでくださいね!

あなたの「なりたい食感」はどちらでしたか?
ほんのひと手間で、れんこんは驚くほど表情を変えてくれます。今日の気分や料理に合わせてアク抜きの方法を選び、旬のれんこんの美味しさを余すことなく楽しんでくださいね。



コメント