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れんこん豆知識【第1回】知られざる、れんこんができるまで 〜栽培から収穫のプロセス〜

  • 2019年6月15日
  • 読了時間: 3分

蓮(はす)の地下茎である「れんこん」は、縁起物としてだけでなく、現代の食生活に欠かせない栄養の宝庫です。


そんなれんこんはどうやって栽培されているのか。

ヤマシン商事が70年以上も全国に安定供給できている裏側。

一連のプロセスをご紹介いたします。



■ れんこんの栽培&収穫

れんこん作りは、春の準備から始まります。


【1】植え付けの前準備(3月上旬)

まずは「代かき(しろかき)」という作業を行います。

数種類の元肥を入れ、土を細かく砕いて丁寧にかき混ぜます。


 ・代かきの目的:

  (1)土を柔らかくし、植え付けをしやすくする

  (2)肥料を土に均一に混ぜ合わせる

  (3)田んぼを平らにして、水の深さを一定に保つ


3月下旬、気温の上昇とともにれんこんの芽が動き始めます。

芽が伸びすぎてしまうと植え付け時に折れやすくなるため、農家さんにとっては時間との戦い。

毎日慌ただしい作業が続きます。



【2】植え付け開始(4月上旬)


芽を折らないよう、一本ずつ丁寧に手作業で植え付けていきます。
芽を折らないよう、一本ずつ丁寧に手作業で植え付けていきます。

ここで使うのは「種れんこん」です。

一般的な野菜のような乾燥した種ではなく、前年に収穫せず田んぼで大切にキープしておいた「れんこんそのもの」を種として使います。


掘り上げた種れんこんは、「レンコンポート」という専用の船に乗せて植え付け会場(田んぼ)へ運びます。



 ・植え付けのポイント:

  先端の芽が折れないよう、泥の中へ優しく、かつしっかり埋め込みます。

  また、この時期の葉(新葉)は非常に繊細です。

  太陽の光をたっぷり浴びて栄養を吸収できるよう、葉を傷つけないよう

  細心の注意を払って植えていきます。


ちなみに写真に写っている一本の紐。

これは植え付けがまっすぐできるように目印として張っています。



【3】成長と管理(5月)

5月上旬になると、最初の「浮き葉」が開き、続いて「立ち葉」と呼ばれる力強い葉が顔を出します。

この立ち葉が出る頃が追肥のタイミングです。

5月下旬、植え付け作業が一段落すると、いよいよ夏。

暑い太陽の下で、泥の中のれんこんはグングンと成長していきます。



【4】収穫(6月上旬~)

いよいよ収穫の時です。


 ・ハウス栽培: 6月上旬から(2月〜3月に植え付けたもの)


 ・露 地 栽 培 : 8月初めから。お盆の時期には「新れんこん」が食卓に並びます。

 ※当社のれんこんは全て露地栽培になりますので、8月~収穫が始まります。




■ 収穫からお届けまで


冬の冷たい水の中でも休まず続く、熟練の収穫作業。
冬の冷たい水の中でも休まず続く、熟練の収穫作業。

れんこんの収穫は、まさに熟練の技。

地下水を汲み上げ、ポンプの強力な水圧で泥を飛ばしながら一本ずつ手作業で掘り上げます。


水圧が強すぎるとれんこんを傷つけてしまうため、当てる角度や距離には細心の注意が必要です。

腰まで浸かる深い泥の中、重いホースを操るこの作業は、経験を重ねた職人にしかできない最も過酷で難しい工程です。

茨城のれんこんは、霞ヶ浦がもたらす豊富な水の恵みによって支えられています。



■ 徹底した品質管理

手作業で一つひとつ、余分な泥を落とします。使用する水の量を最小限に留めるのは、豊かな自然環境を守るため。効率だけでなく、地球への優しさも忘れないのがヤマシン流の仕事です。
手作業で一つひとつ、余分な泥を落とします。使用する水の量を最小限に留めるのは、豊かな自然環境を守るため。効率だけでなく、地球への優しさも忘れないのがヤマシン流の仕事です。

収穫したれんこんは、その場ですぐに洗浄・検品されます。


 (1)洗 浄: 泥を落とし、余分な根や葉を削ぎ落します。

 (2)検 品: 品質や異物の混入がないか、厳しいチェックを行います。

 (3)箱詰め: 一本ずつ丁寧に箱詰めし、全国の皆さまのもとへお届けします。



丹精込めて育てた自慢のれんこん。

シャキシャキ、ホクホクとした食感と、泥の中から生まれた生命力の味をぜひお楽しみください。




 
 
 

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